この記事はこんなあなたにオススメ
- ▲2四歩、△3四歩とか普通に使ってるけど、どうゆう意味?と思っているあなた
- 棋譜並べが難しい、よくわからない表記がある、と思っているあなた
こんにちは、Yutaです。
将棋の上達に欠かせないものの一つが棋譜並べです。
棋譜並べとは、プロの指し手や定跡に沿って駒を動かすことです。
棋譜並べを繰り返すことで、上手な攻め方・受け方、正しい王様を囲う手順など、良い手をたくさん覚えることができます。
でも、実戦で相手も同じように動かしてくれないでしょ?
将棋は自分の指し手だけで進むゲームではないので、当然、覚えた棋譜からずれていきます。
将棋は分岐が非常に多いゲームですので仕方のないところです。
しかし、棋譜並べをする意味は、手順を完全コピーすることではありません。
指し手の意味を理解できるようになることが棋譜並べで一番重要なことです。
「何を指せばいいかわからない…」という場面によく出くわすなら棋譜並べをぜひオススメします。
どんどん指したい手が浮かんできて将棋がいっそう楽しくなりますよ。
じゃあ、棋譜並べしてみようかな!
…ん?▲2六歩?△5二金左?ナニコレ?
棋譜並べは将棋上達に最適の方法ではあるのですが、駒の動きを表す符号を覚えるのが最初の難関かと思います。
この記事では 駒の動きを表す符号をわかりやすく解説します。
将棋盤の中の住所を覚えよう
将棋盤には9×9の81マスがあるのはご存知かと思います。
この81マスにはそれぞれ住所があります。
これを覚えてしまえばほとんど覚えたも同然です。
将棋盤の縦の列を算用数字で表し、横の列を漢数字で表します。(図1)

将棋では縦の列を「筋」、横の列を「段」と言います。
よく使われる言葉としては、
「2筋を突破する」「2筋を逆襲する」「銀が5段目までくれば成功」
などがあります。
それぞれのマスに番号があるのはわかったけど、すぐに頭に思い浮かべるのは難しいよ。
最初はいきなり「▲4五桂」とか言われてもイメージしにくいと思います。
慣れるコツとしては、飛車・角の動く範囲の位置を覚えることです。(図2)

なぜかというと、この範囲・位置は駒がよく動かされるからです。
また、飛車・角の可動範は盤の端から端まで伸びていますので、これを覚えてしまえば盤全体の位置感覚がつかみやすくなります。
最初のうちは自分が後手でも先手目線で盤を見てOKです。
「相手の角は2二で、自分の角は8八」くらいから覚えていきましょう。
駒の動きを表す符号を覚えよう
いよいよ「▲2六歩」などの符号を覚えていきましょう。
表記される各記号の役割を図3に示します。

具体例を将棋盤とセットで示していきます。






いかがでしたでしょうか。
最初のうちは「寄」とか「引」とかはてきとうに覚えておいていいので、まずはマスの番号の位置に慣れることが大事です。
ぜひ符号を覚えて棋譜並べに挑戦してみてください。